信州新町468m
甲州流築城法の山城、牧之島城
武田信玄が馬場信房(信春)に築かせた城。安曇野から善光寺平に繋がる街道を監視・警備する拠点として、牧城を改修して築城した。城域の入口で、牧田中に通じる道周辺を城下とし、3方は犀川で囲まれ、半島状に突き出た根元を堀で断ち切っている。このような地形に築かれた城は、甲州流築城術による城である。
現在は公園として整備されており、本丸北西部の高い土塁上には「馬場信房之城趾の石碑」が建てられているほか、三日月堀や丸馬出しなどの遺構が残っている。城跡から2kmほど上ったところにある「上の平展望台」は、緑に囲まれた道中を楽しめ、天気の良い日は北アルプスが一望できる。
牧之島城跡散策ガイド
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❶ 馬場信房之城趾の石碑
武田信玄の命で牧之島城を築いた馬場信房の名が刻まれている。
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❷ 千人枡形
土塁上に、兵をひそませるために設けられた空間。
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❸ 丸馬出し
防御目的で設けられる「馬出し」が丸い形をしており、武田氏がよく用いた。
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❹ 三日月堀
甲州流の三日月形の堀がよく残っている。
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❺ 本丸跡
本丸跡は土塁に囲まれており、その形をよく残している。現在は桜などが植栽されている。
牧之島城跡散策MAP
牧之島城跡の散策情報をまとめてご覧いただける「散策MAP」をご用意しています。
散策のお供にぜひご活用ください。
牧之島城跡アクセスマップ
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車でお越しの場合(PDF)
※工事など諸事情により経路が変更になる場合があります。
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公共交通機関でお越しの場合(PDF)
※時刻表の時刻は変わる場合があります。交通事業者ホームページ等で最新の情報を確認してください。