霞城山408m
松代と北信濃の関門に築かれた霞城
別名大室城跡。奇妙山から伸びた尾根が崖となって千曲川に落ち込み、三方は断崖で囲まれた要害堅固な城で、松代町大室を領した大室氏の居城といわれる。松代と北信濃の関門というべき交通の要衝に築かれ、戦国時代のころは、海津城の北方を守護した。龍が出てきて城を霞で覆った伝説とは別に、城主の守り本尊の加護により敵が攻めてくると霞がかかり、攻め難かったことから「霞城」と名づけられたという説もある。
状態の良い遺構を多く残す、霞城山
霞城を要する霞城山は標高408m。地元では向山とも呼ばれる。平地との標高差は70mほどで、山全体が岩山となっている。戦国時代としてはめずらしく石垣を多用した山城で、現在も状態の良い遺構を多く残し、貴重である。
霞城跡トレッキング動画リポート
※感染症対策を行ったうえ撮影しました
霞城跡トレッキングガイド
約1時間コース ※古墳館からのコースもありますが、今回は永福寺からのコースを紹介します。
- 永福寺 登山口
- (約10分)
- ❶ 准胝観音
- (約10分)
- 霞城跡(山頂)
- (約5分)
- ❹ 虎口
- (約10分)
- 石門登山口
- (約10分)
- 永福寺
-
❶ 准胝観音(じゅんていかんのん、木像)
かつては3体あったといわれているが、現在は1体のみ残っている。
-
❷ 石垣
かつて石が豊富にあったと考えられ、平石小口積みの見事な石垣が見られる。
-
❸ 本郭(山頂)
山頂には、広々とした郭跡があり、見ごたえのある石垣が残っている。
-
❹ 虎口(こぐち)
直登しようとする兵の足止めをするために曲げられた石垣で囲われている。
-
❺ 龍ノ口(たつのくち、岩壁に石仏が並んでいる)
敵が攻めてくると、ここから出た守り神の龍が山に霧をかけて城を隠した、という伝説もある。
霞城跡トレッキングMAP
霞城跡のトレッキング情報をまとめてご覧いただける「トレッキングMAP」をご用意しています。
トレッキングのお供にぜひご活用ください。
霞城山アクセスマップ
-
車でお越しの場合(PDF)
※工事など諸事情により経路が変更になる場合があります。
-
公共交通機関でお越しの場合(PDF)
※時刻表の時刻は変わる場合があります。交通事業者ホームページ等で最新の情報を確認してください。